月別アーカイブ: 2017年6月

技術系のブログを書いてて思うこと

書き始めると連日投稿してしまうのは,関心がブログに向くとき向かないときに波があるからだ.本来コンスタントに続けるということが非常に重要なのはわかっているつもりだが,実際のところ気分屋の私には非常に難しい話である.

ブログという媒体に関して

自分を売り込むというくだらない理由でやり始めたこのやる気のないブログだが,地味に続いていて,やはり金をかけてサーバを借りているということの重みがわかる.まあそれはいいとして,私としては細心の注意を払って各記事を書いているつもりだが,記載している情報については多くの間違いを含んでいる可能性が多分にある.
そもそもブログという媒体の性質上,それほど堅苦しく厳密さを求めるようなものではないので,間違った内容を含んでいることは,むしろあって当然という気がする.別に内容を誰かが査読しているわけでもないし,私個人の趣味で書いているようなものなので,これをお読みの皆様には疑ってかかってほしいくらいの気持ちである.

そもそもブログというものは,自由にかつスピーディーに投稿できるということが最大の利点であって,中身の正確さや厳密さは二の次にしている.ただし,私がまだブログを殆ど書いたことがなかった頃は,ネット上で調べたときに引っかかった,なんの信憑性もないブログ記事を深く信用して読んでいたように思う.まあそれはネット上には優れた人たちがたくさんいて,間違いの少ないよくできた記事を大量に提供してくれていたおかげなのだろう.世の中の記事がみんな悪質なものだったら今ほど信用して技術系ブログを読んでいなかったのではないかと思う.

ただし,こうして自分でブログに技術系の内容をまとめてみると,案外多くの人が見てくれていることに気がつく.私のブログでアクセス数が多いのはCPUをFPGAで作ったやつと,モンゴメリ乗算の2つだ.1日あたりのアクセス数はそれほど多いというわけではないが(マイナーだろうし),ちりも積もればなんとやらで毎日一定数の人に見てもらっているということは,総和としては多くの人の目に触れているのだろうと思われる.

私は昔から人に何かを説明するのが好きだったし,今でもそうだがその場合には質問という形で,私に対して何かしらの反応があるものだが,ブログという形態はコメントという形を取らなければならないので,躊躇してしまう人が多いのだろうと思う.個人的には,内容の不備や質問は随時受け付けたいと思っているわけだが,なかなかそうは行かないものだ.そこで各記事の最後には内容についての評価をボタンという形で簡単に投票できるようにしている.まあこんなのはただの気休めにすぎないわけだが,ないよりは全然いいのだろう.身内の人が多いのかも知れないが,それでもそこそこボタンが押されている形跡がある辺り,役目を果たしているのだと思っている.

でもしかし,実際にはコメントをくださる方もいらして,過去に記事の訂正を行ったこともある.そういったコメントをこんなわけの分からないブログにくださる方には非常に感謝している.私としては,疑問や質問,もっと説明してほしい,お前の言ってることはおかしい等々,好きにコメントを書いてほしい.読者の方々のフィードバックが私の原動力になっていると言っても過言ではない.

さて,ここまでごちゃごちゃといろいろ言ってきたが,結局渡しが言いたいことは,私のブログを疑ってかかりながら読んでほしいということだ.間違っている可能性は十分あるわけで,何も考えずうのみにすることは私にとっても,これを読んでいる方にとってもマイナスにしかならない.それに勉強というのはアウトプットしたときが最も負荷がかかって,良いトレーニングとなる.受動的な姿勢で読むのではなく,能動的な姿勢で批判的に受け取ることがwin-winの関係をもたらすのではないかと思う(と言っても私もそれは全くできていないわけだが).

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正解するカド

ここ最近色々考え込んでいて,全く何をするやる気もなかったわけだが,ようやく回復してきて久しぶりにアニメをみた.

今回見たのは今季放送中の正解するカドである.この作品,どうやらアニメ原作らしくまだ9話までしか放送していない現時点では,一体どのような最後を迎えるのかはわからない.
しかし,ここ最近ではいくらか面白いと思うアニメであることや,珍しく3D作画で成功しそうな気配を感じるので,感想を述べようかと思った次第である.
ちなみに2chではすごい勢いでスレが伸びているようで,見た感じセカイ系なのかで盛り上がっているようである.まあ私としてはどちらであるかはそれほど重要ではないのだが.

正解するカド

羽田空港の滑走路に突如として謎の1辺が2キロメートルを超す超巨大な正立方体が出現し、出現場所に居合わせた旅客機256便(ボーイング777型)が、乗員乗客もろとも立方体に飲み込まれた。政府が関係各省と連携を取り合い、この立方体の調査と飲み込まれた乗員乗客の救命に奔走する中、立方体上部にヤハクィザシュニナと名乗る人物と、偶然256便に乗り合わせていた凄腕の交渉官真道 幸路朗が現れる。(wikipeida)

上記がwikipediaに記載されているあらすじである.突如羽田空港に出現した巨大立方体に主人公である真道が飛行機ごと飲み込まれ,そこで謎の人物ヤハクィザシュニナと出会うことから物語が始まる.
始まりとしては一見シンゴジラに近いものを感じるが,実際はあまり関連性はなさそうである.そもそも政府とか国際連盟とかを引き合いに出す割には,後半に進むにつれその存在は希薄になってしまう.シンゴジラは,そういった官僚や国といった不自由な存在が話の根幹をいくらかになっているように感じたが,正解するカドではそこには重きは置かれてなさそうだ.これが2chでセカイ系だどうだと叩かれてることの理由の一つであろう.

人類の進歩

作中で,人類に接触した異方の存在であるヤハクィザシュニナは,当時の技術力では到底達成できないようなアイテムを人類に無償でプレゼントする.1つ目が異方と我々が生きる宇宙をつなげる存在であるカド,2つ目が無限の電力を提供できる球状物体ワム,3つ目が人類が睡眠を取らなくても大丈夫なようになるサンサ,4つ目が異方の制御がおこなえるナノミスハインである.
これらのまるでドラえもんのひみつ道具のような魔法のアイテムにより,人類は飛躍的な進歩を遂げるだろうということが作中で何度も語られる.多くの登場人物たちは迷いもあるものの,この進歩について肯定的な意見を持っているが,徭 沙羅花はワムの拡散に関して否定的だったりと少数派側の立場に立っている.

この作品の不思議なところは,一見異方からもたらされた贈り物に対する人類の葛藤が一つのテーマのように思わせて,実際のところ主人公の周りを除けばその様子が描かれることがないことである.はじめにワムが日本政府にもたらされたときには,国際連盟がその影をちらつかせ,ワムを取り上げようとするものの,最終的にはワムの製造方法を全世界に配信することで国際連盟の思惑は水の泡になってしまう.このときにはロシアの首相が悔しげな表情を浮かべるなど,他国の様子が多少なりとも描画されていた.ところが,サンサの件については,ワムのときとは異なり,国や国際連盟による干渉は一切行われず,たかが一企業が全世界にサンサを放送してしまうことを決定してしまう.サンサを放映することによる影響について語られる場面がないわけではないが,それもほどほどに全人類は睡眠という枷から解き放たれることになる.あれほどワムのときには過干渉を行ってきた国際連盟が,サンサの件については無関心というのも納得の行かない話である.

結局のところ,人類にもたらされた異方の贈り物が人類にどのような影響をおよぼすのか取り沙汰される割には,そのことに関してはほとんど取り扱われることがない.したがって,この物語は別段,異方によりもたらされたアイテムによる人類の進歩による影響は,あまり重要ではないということである.

宇宙の存在と異方の目的

現在最新話である9話では,宇宙というのがどういう存在で異方が一体何の目的で人類に接触してきたのか明かされる.そして9話の最後にヤハクィザシュニナは真道に一緒に異方に行くことを提案するが,好ましい返事が得られないとなると,打って変わって真道を殺そうとする.ここで突如徭 沙羅花が現れ,真道を命からがら助けるのだった.

この時,徭 沙羅花がどうやらこの世界の管理者であるということが判明するわけだが,ここから何故徭 沙羅花が人類の進歩に否定的だったかが垣間見えてくる.要するに,管理者たる徭 沙羅花にとっていきなり外から現れたヤハクィザシュニナはイレギュラーな存在であり,それによりもたらされる異方の贈り物は好ましいものではなかったということである.そう考えると,この物語はいきなりチープなものに感じられてくる.すなわち,人類や世界と言った広大な話をしていたはずが,実のところヤハクィザシュニナ,真道,沙羅花の3名による内輪もめに過ぎないということだ.他のいろいろな要素は話を面白くするためのお膳立てに過ぎず,特に物語中で一貫したテーマは存在せず,実際は小さいところで話が収まってしまう.まだ最終話まで放映されていないとはいえ,おそらくそのような流れになるだろう.

結局はセカイ系の大したお話ではないのかも

最初に否定したものの,結局セカイ系ということが本題の中心に来てしまった.一見何も考えずに見てる分にはそこそこ面白いものの,よく考えてみると話のあらが目立つ残念な作品なのかもしれない.ただ私としては,ここまで批判的だったとは言え,多少なりとも面白いと感じさせてくれたという点において非常に良かったと思っている.内容はどうあれ,続きすら気にならないようなアニメさえある昨今においては,最後まで見ようと思える珍しい作品ではないかと思う.

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